3回戦も中盤に差し掛かり、戦いはますます熱くなります。
連覇を狙う優勝候補の大阪桐蔭と山梨の日川高校の試合結果をお伝えします。
目次
優勝候補の大阪桐蔭 山梨日川との試合結果
ぃやあ~。最初から最後まで手に汗にぎる、目が離せない試合でしたね。
こういうのを「見ていて面白い」「見ごたえがある」試合というのでしょうね。
予想外と言ったら本当に失礼なのですが、優勝候補桐蔭に対してもガンガン攻めていった山梨日川の健闘ぶりが素晴らしかったです。
対する大阪桐蔭も山梨日川に先制されるも取り乱すことなく落ち着いて虎視眈々と逆転のチャンスを伺い、6回裏に2点引き離して精神的にも山梨日川を追い詰めてゆきます。
しかし日川もそれに屈することなく何と9回表で同点に追いつくという試合展開。
試合は延長戦に持ち越されます。
今大会初の延長戦10回裏、桐蔭高校の攻撃で、5番香月がフォアボールで出塁、1アウト1塁。6番笠松のライト前ヒットで1塁走者を3塁に送り、1アウト3塁の大チャンス(日川は大ピンチ!)7番福森はライト前へのサヨナラヒットを放ち、戦いに決着がつきました。
試合を最初から最後まで見ていて思ったのは「どちらのチームも全員頑張った!!」ということでした。一方的な試合運びになることもなく、桐蔭はチーム全員で勝利をものにした印象が強く残りました。本当に素晴らしい試合でした。
日 川 010 000 011 0
大阪桐蔭 000 002 100 1x
試合評
夏の連覇を目指す大阪桐蔭が初の延長戦でサヨナラ勝ち。日川は2回、スクイズで先制。大阪桐蔭は6回無死満塁で二塁ゴロ失策の間に2者がかえり逆転、7回に1点を加え3対1。粘る日川は8回に1点差とし9回は2死二塁で二塁ゴロ。野手が弾いて本塁返球もそれ、土壇場で同点。大阪桐蔭は10回1死一三塁で福森がサヨナラ適時打。健闘の日川を振り切りました。
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甲子園 高校野球2013組み合わせはこちら
大阪桐蔭、連覇なるか?注目は「2つの連覇」
昨年の第94回大会で、春夏連覇を達成した大阪桐蔭、夏の大会2連覇をかけて今年も熱い戦いをくりひろげています。
その一方で、春のセンバツ優勝校である埼玉県の浦和学院が、史上8校目の春夏連覇を狙っています。
今大会注目の「2つの連覇」。大阪桐蔭、浦和学院のどちらかが手にするのか、はたまた愛媛の済美、松坂投手の母校でもある横浜高校、強力打線の仙台育英高校や、福島の聖光学院など、注目の優勝候補校が優勝旗を手にするのか…
今後も目が離せません。
ドラフト1位候補、森 友哉選手とは?
キャッチャーで3番打手という何とも頼もしい主将。
打順は1番を担当することもあります。
あまり大柄ではありませんが(2013年度卒業の藤波投手の身長が197cmもあるので実際よりも背が低いイメージがあるようです。現在バッテリーを組んでいる葛川投手も180cmありますし^^;)、俊足かつ強肩で、長打力もある3拍子も4拍子も揃った選手です。森選手について調べてみたところ、「センスが良い」「勝負強い」という評価も随所で目にしました。
また、2013年のドラフト1位候補として、九州共立大の大瀬良大地投手とともに大変注目されている選手で、1回戦(VS日本文理)では2打席連続ホームランを放ち、各球団のスカウトたちを「ただ者ではない」と唸らせたそうです。
8月8日、森選手の18歳の誕生日に行われた一回戦の様子です。
<OB、スカウト団らの声>
▼阪神・藤浪(大阪桐蔭OB、12年卒)桐蔭らしい試合ができていたと思う。(森友が)打った瞬間は見ていませんが、さすがと言うほかない。
▼楽天・田中 レフトの方(の本塁打)はテレビで見ましたけど、ライトの方は見てないです。凄いっスね、でも。自分の誕生日に(試合の)くじを引いて、その日に2本ホームラン打って…。凄いっスね。
▼西武・浅村(大阪桐蔭OB、08年卒)2本塁打は凄い。持ってますよね。森君はスイングが速いし力強い。甲子園初戦で負けるようなチームじゃない。もっと上を目指して頑張ってもらいたい。
▼オリックス・長村裕之編成部長 大舞台で活躍するのは何か持っている。アマ球界No・1捕手でしょう。
▼巨人・山下哲治スカウト部長 打撃に関しては凄く高い評価。天性のものを持っている。
▼ヤクルト・鳥原公二チーフスカウト ただ者じゃない。高評価している。ただ捕手としては考えないといけないかも。
▼阪神・畑山俊二スカウト 技術があるのはもう分かっている。大舞台に強いのも魅力。見ていてワクワクする選手。
引用元はこちら
2013ドラフト指名予想の詳細はこちらからどうぞ
森 友哉(もり ともや)
170cm 80kg
捕手
アピールポイント:強肩・俊足(50m走/6.2秒)・長打力・抜群の野球センスと勝負強さ
堺市立東百舌鳥中学校出身(堺市立庭代台中学校から転校)
【10月28追記】
西部ドラゴンズから単独一位指名を受けました。
20年に1度の「打てる捕手」として炭谷選手の
後継としての期待も持たれています。
球団から最大級の期待を受けて、キャンプ1軍入りが
ほぼ確定しているとのことです。
プロでの活躍が大いに期待されます。
森選手とバッテリーを組むイケメン葛川投手
スラリとした長身と、どこかハーフっぽいエキゾチックな顔立ちの葛川知哉投手。
なにげにダブルともやだったのですね。
葛川知哉(くずかわ ともや)
180cm 82kg
右投右打
得意な球:ストレート・スライダー・フォーク・シンカー・カットボール
大阪桐蔭入学後オーバースローからサイドスローに投球スタイルを変更
宇治田原町立維孝館中学校出身
長打打線の大阪桐蔭相手に好投した日川の三枝投手とは?
打線が強い大阪桐蔭に対して、序盤から無失点で抑えたものの、6回裏にフォアボールからの2失点のため山田投手と交代した山梨日川高校の三枝(さいぐさ)龍史投手。
甲子園での先発は今回が初めてとのこと。
2ストライク3ボールの苦しい局面でも攻めの投球で三振を奪う好投の場面が多く見られました。注目の森 友哉選手との対決も、1打席目は空振り3振に打ち取りました。
マウンドでより一層キリリとしたその表情にTwitter上でも「イケメン」「山梨のダル」などの声が上がっていました。
持ち味は緩急のあるピッチングで、大きく腕を振って繰り出すスライダーが得意の球です。速球派のエースとは異なり、カーブ、シュート、スライダー、チェンジアップと多彩な変化球をおりまぜ制球力は抜群です。「自分のいい所を伸ばしたい」。と、一球一球に集中した練習を心がけ、投球の精度を上げてきています。
三枝 龍史
169cm 62kg
右投左打
得意な珠:カーブ・シュート・スライダー・チェンジアップ
大阪桐蔭に健闘した山梨の日川高校って?
創立112年。
甲子園には4回目の出場(池谷監督はこのうち2回甲子園を経験しています)
野球だけでなく、ラグビー部は花園の常連であり、吹奏楽部のレベルも高い学校です。
甲子園ではアルプススタンドに「日川」の人文字を作っていましたね。
男子生徒の割合が高く、それぞれ部活や合宿があり、人手不足のため、人文字には先生も混じっていたり、ブラバンの応援にはOBも加わっているそうです。山梨特産の葡萄カラーのメガホンが目をひきました。
勝ったチームは、破ったチームの想いも背負って次の闘いへと進んでいくのですね。
甲子園 高校野球2013 ますますヒートアップです!!