APF時事通信によると、カナダ東部キャンベルトン(Campbellton)で、8月4日夜、就寝中の男児の兄弟2人が、ペットショップから逃走したニシキヘビに襲われ死亡した。
就寝中に締められ?!
カナダ騎馬警察隊(Royal Canadian Mounted Police)の発表によると、死亡したのは友人宅で眠っていた5歳と7歳の兄弟。同じ建物の1階にある爬虫類を扱うペットショップの檻から抜け出したニシキヘビが、換気装置を伝って階上に侵入したと見られている。
男の子二人は、ニシキヘビに絞め殺されたとのこと。
人を絞め殺す程の大蛇って?
カナダCBCテレビによると、このニシキヘビ、体長は4.5メートル(!!)重さは約45キロ(!!!)にも上るとのことで、すでに捕獲され、現在は警察の管理下に置かれている。
死亡した兄弟はこのペットショップ店主の息子の友人で、店主らが住むアパートに遊びに来て泊まっていた。店主の息子は別の部屋で寝ていたという。
現時点では、兄弟がヘビに襲われたときに就寝中だったかはまだ不明で、警察は2人の遺体を解剖し、詳しい死因を調べる。
ニシキヘビってどんな蛇?
ニシキヘビ
- 爬虫綱有鱗目ニシキヘビ科、ニシキヘビ属の総称。
- 爬虫綱有鱗目ボア科(ジムグリニシキヘビ科とする説もあり)ジムグリニシキヘビ。頭骨の作りがニシキヘビ科の構成種に類似することや卵生であることが名前の由来。
- 分布(ニシキヘビ科)
- アフリカ大陸、オーストラリア大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピン
- 形態(ニシキヘビ科)
- 最大種はアミメニシキヘビで最大全長990cmと本科、ヘビ亜目のみならず現生する爬虫類最長種。最小種はアリヅカニシキヘビで最大でも全長70cm程。ニシキヘビ類は一般に、細長い頭に眼は小さく瞳は縦長、太く長い胴体、短い尾をもつ。総排出腔の両側には蹴爪状の後ろ足の痕跡(大腿骨であるという)があり、オスは交尾の時にこれでメスの背中を引っかき交尾行動を触発する。もちろんこれを喪失する種も存在し中には腰帯が完全に消失した種も存在する。南北アメリカ大陸に分布するボア科とは極めて近縁だが、頭骨の構造の違いや、卵生である事などで区別される
- 生態(ニシキヘビ科)
- 森林やサバンナ、砂漠に生息する。多くの種は地表性だが、ミドリニシキヘビのように樹上性の種もいる。 ミドリニシキヘビは、食性や体色、樹上での獲物の待ち伏せ姿勢等、別科(別亜科)のエメラルドツリーボアと酷似した形態を持ち収斂進化の好例として紹介されることも多い。行動は他のヘビ類に比べて鈍く、胴を伸ばしたまま匍匐前進する。しかし獲物に襲い掛かる時は瞬発的に素早く動くこともできる。胴体の筋肉が発達しており、締め付ける力がたいへん強い。捕食する際に、狙った獲物を両顎と牙による噛み付きで捕らえた後、素早く長い胴体を巻き付ける。それから、強い力で獲物を締め上げて窒息死させる。大型種は人家付近にも出没して家畜を捕らえるが、ヒトを襲うことは稀で、こうした事件が起きたときには大きなニュースになる。繁殖形態は卵生で、産卵数は小型種で5-15個、大型種で30-100個程度。母親が卵塊の周りにとぐろを巻くことで抱卵して保護し、50-80日程で孵化する。このとき母親は筋肉を痙攣させて体温を上げ、卵を保温して発生を促す。
写真は小ぶりなニシキヘビですが、とても大きく成長する種もあります。
ニシキヘビの画像をいくつかあつめてみました。(苦手な方は見ないで下さいね。。)
この画像からは大きさは特定できませんね。。
事件の後だけに、ドキドキヒヤヒヤしてしまいます。
…大丈夫なのでしょうか…
牛を呑み込んだニシキヘビ(上の画像との関連性は不明です)
!!!!!恐怖の極み!!!
人間までも呑み込むニシキヘビ
人に慣れているように見える画像もありましたが、やはり野生の生物、いつどこでスイッチが入るかわかりません。
同じような事件が起こらない事を切に願います。