冷え込んだ朝に見つける霜柱。
ザクザクとした感触が楽しくて、子どもの頃はよく踏んで遊びました。あの頃は踏むのに夢中でしたが、霜柱ってよく見るととても綺麗です。
今回はこれぞ自然の造形美、霜柱の画像を集めてみました。
冷え込んだ朝外に出て、
(出典:森からの便り)
地面がこんな感じになっていたらチャンス!
踏んでみると
ザクザク♪何故か楽しくなってしまいます。
断面はこんなふうに
霜柱ができています。(出典:庭の小さな花ばたけ)
霜柱ができるメカニズム 霜とは違うの?
wikipediaによると、霜柱とは、
とされております。
霜柱ができるメカニズムは、
1:気温が低くなる
⇓
2:水分を含んだ地表の土が凍る
⇓
3:凍っていない地中の水分が吸い上げられる(毛細管現象)
⇓
4:3の水分が地表で凍る
⇓
3・4を繰り返して霜柱が大きくなる
となります。
固まった土では土が持ち上がりにくいので
霜柱はできにくく、畑など耕された柔らかい土
では霜柱ができやすくなります。
ネットには霜柱を人工的に作る方法もありますが、
やっぱり自然にできたものが良いという結論に達する
方が多いようです。
シャキっとした霜柱(出典:H’s monologue)
(出典:晴れたらいいな)
霜との違い
霜と霜柱は違います。
(出典:山野花めぐり)
霜=空気中の水蒸気が凍って付着したもの
霜柱=地中の水分が凍ってできたもの
です。
寒い朝に車のフロントガラスにつくのは「霜」です。
シダ状だったり十字状だったりと
霜の画像3点:wikipediaより
形状も様々です。
霜と霜柱では見た目からして違いますね。
霜に比べると、霜柱の方が見られる期間が短いです。
勢いを感じます。(出典:八ヶ岳自然アルバム)
(出典:twitpic:shun mama)
!!
俊介君も霜柱体験したのね?!
実は↑は、霜柱ではなく、「霜ばしら」という銘菓です。
仙台の九重本舗 玉澤さんで10月から4月まで
限定販売されている飴です。
口の中で溶けてゆく独特の食感にファンが多く、
毎年売り切れ続出の人気なんだそうです。
そう言われると食べたくなっちゃいますよね^^;
ふたまわり大きい「晒よし飴」というのもありました。
九重本舗さんでお取り寄せしたり、楽天では
仙台牛タウン 楽天市場店さんで購入できます。
美しい霜の華~シモバシラの氷柱~
少々脱線してしまいましたが…^^;
霜柱の画像検索をしていたら、とても美しく神秘的な
ものに出会えました。
(出典:彩の自然~カピの散歩道~)
凄くないですか?
霜柱の原理で、土ではなく、植物に含まれる水分が
凍ってできたのでしょうね。
霜の華とも言える美しさです。
(出典:シモバシラの華を求めて)
(出典:四季の花&身辺雑記)
(出典:うべプラネタリアン)
(出典:季節の花300)
これらは、シモバシラというシソ科の植物の茎に
できる氷柱といいます。
冬になり枯れてしまってもまだシモバシラ自体は
活動を続けており、枯れた茎にも地面の水分が
吸い上げられて、霜柱ができる時と同様の原理で、
様々な形の氷柱が形成されます。
シモバシラの地中の根っこが凍りついてしまうまで、
シモバシラは氷柱を作り続けるんだそうです。
いかがでしたか?
霜柱や霜は見た目は綺麗ですが、防御策を怠ると
農作物などへの被害を及ぼします。
庭に芝がある家や、ガーデニングをされている方も
霜柱に悩まされるようですね。。
植物の防寒対策基礎知識(アイリス)
雑草戦争
昔に比べると霜柱の発現率が減っているという地域が
増えているそうです。
原因としては、地球温暖化による暖冬の増加や
ヒートアイランド現象、舗装道路の増加などがあげられます。
霜柱が貴重な現象になってしまったら…寂しいです。。