春の足音が近付くにつれて、スギ、ヒノキの花粉の飛散量も増え、花粉症の方には辛い時期が訪れます。
今回は、日常生活における花粉症の予防や対策方法についてまとめました。
花粉症は植物の花粉が原因となって
引きこされるアレルギー反応です。
花粉症の一番の予防と対策は、
原因となる花粉を遠ざけること
です。
それでは、具体的な方法やポイントを
まずは予防の面からご紹介します。
花粉の身体への侵入をシャットアウト
まずは、日頃の習慣として、花粉情報に
留意するようにしましょう。
一般的に花粉の飛散量が増える条件として、
・晴れまたは曇りの日
・雨が降った翌日
・最高気温が高めの日
・湿度が低い日
・やや強い南風が北風に変わった時
などがあげられます。
また、一日のうちで花粉の飛散量が多い
時間帯としては、地域格差はあるものの、
午後1時~3時頃とされています。
空中に花粉がうようよしている屋外に
出る時には、マスクや帽子・メガネなどで
体内への花粉の侵入を予防します。
帽子はつばが広めの物、めがねは
ゴーグルタイプのもの、マスクも花粉除去
力が高いものを選ぶとより効果的です。
機能的なものからカジュアルなものまで、
様々な花粉対策メガネが販売されています。
色々な花粉グラスを見てみる
めがねが曇ってしまったり、化粧崩れが
気になったりという方には鼻に直接着ける
タイプもあります。
画像クリックで詳細をご覧いただけます。
見た目なんか気にしていられない!!
という方には、首元までガードするタイプも
出回っています。チェックしてみる
一般的なタイプのマスクにも実に多様な
ラインナップがありますが、高いから性能が
優れているとは一概には言えないようです。
マスクの価格と性能(和歌山泉南花粉研究会)
衛生面からしても、安くて性能が高いマスクを
1日1枚くらいのペースで使い捨てるのが良い
のではないでしょうか。
上着やコートの素材は、花粉が付着しやすい
毛皮やウールではなく、表面がつるつるして
いるものを選ぶようにします。
花粉を室内に持ち込まない
外出後、家に入る際にも、身体についた
花粉をしっかり払い落とします。
犬の散歩に出た後には、自分だけでなく、
愛犬の身体についた花粉の除去も
お忘れなく…。
家に入った後も、うがいや、手洗い、
できれば洗顔・洗眼で身体についた
花粉を洗い流すと良いでしょう。
その他、家の中に花粉を持ち込まない
ポイントは、
・ドアや窓を開け放さない
⇒玄関ドアの開閉も最小限に
・こまめな掃除を心がける
⇒最終的に花粉は下に落ちるので、
拭き掃除が効果的です
・布団や洗濯物を屋外に干さない
⇒布団を干したい時は花粉が少ない
午前中にし、取り込む際にははたいたり、
布団表面に掃除機をかけます。
⇒洗濯物を外に干した場合は、取り込む
時に花粉をはたき落とします。
・就寝前に枕の周辺を拭く
⇒寝ている時に花粉を吸い込まない
ようにするためです。ウェットティッシュ
を使うと手軽です。
その他、花粉は湿気を含むと重くなり、
落下しやすくなるので室内の湿度を
上げることで花粉の浮遊を防ぐことが
できます。
空気清浄機を使用する場合は、花粉が
入って来やすい玄関ホールや、開閉率が
高い窓の付近に設置するようにします。
原因となる花粉が雑草類で、家の周囲に
生えている場合には根っこから除去します。
体調を整えて症状を軽減
・ストレスをためないようにする
・十分な睡眠をとる
・暴飲暴食をさける
・規則正しい生活をする
・飲酒や喫煙をひかえる
など、体調を整えることも、花粉症の予防と対策
には大切なことです。
花粉による眼の炎症がある場合には、
・パソコンやテレビ、スマホの画面を見る時間を減らす
・モニターからの距離を多めに取る
・部屋の空気の汚れや乾燥に注意する
・コンタクトの使用をひかえる
などして、意識的に眼をいたわるように
することが必要です。
今回は、花粉を体内や家へ入れないための
ポイントをご紹介しました。
花粉症でない方も、花粉が体内に取り込まれ、
抗体が出来ると発症してしまいますので、症状を
軽減させるためではなく、花粉症にならないため
の予防として、これらの対策をされることを
おすすめします。
次回は、花粉症の症状が出てしまった場合の
治療や対処法方についてご紹介します。