埼玉・千葉・栃木など、各地で発生し、大きな被害をもたらしている突風や竜巻。
これらの原因とみられる『スーパーセル』に迫りました。
スーパーセルとは?
スーパーセルと聞いたとき、わたしはこちらを
真っ先に思い浮かべてしまいました。。
脱線してしまいすみません。。
今回のスーパーセルはこちらです。
今話題になっているスーパーセルとは、
超巨大化した積乱雲のことで、
その大きさは数十キロに及ぶものもあります。
停滞時間が長く、内部に強い上昇気流や
渦があるため、回転しながら発達を続け、
竜巻や突風、雷、豪雨、はもとより、時には
巨大な「ひょう」までをも撒き散らし、
大きな被害をもたらします。
先日の埼玉・千葉での豪雨と突風は、
スーパーセル発生のメカニズム
図では10~20kmとありますが、
大きさについての定義はなく、時には直径が
100kmにまで発達することもあるそうです。
wikiペディアの画像をお借りして解説すると、
この上昇気流の回転により、竜巻が発生しやすくなります。
これまでは、スーパーセルは日本では比較的発生
しにくいとも言われていましたが、こうして日本でも
発生するようになったのは、昨今の温暖化の影響が
大きいと言われております。
度重なる、まるでスコールのような突然の集中豪雨
長時間による雷…そして突風や竜巻まで…
そのすさまじさは日本であることを疑うほどです。
「最近おかしいよ!」
と思われた方が多いのではないでしょうか。
地球の環境について、もっともっと真剣に
考え、対策していかなければならない局面を
迎えていることを実感する今日この頃です。
おまけ
こちらは、7月3日にめでたく世界遺産に登録された
富士山と、近くにできた雲の写真です。
スーパーセルに似ているようにも見えますが、
これは富士山の斜面によって上昇気流ができるため
に発生し、「吊し雲(つるしぐも)」と言われます。
このように、富士山の近くには、独特の雲ができます。
雲に注目しながら富士山を眺めるのも良いですね^^