s_juusannya秋は月が綺麗な季節。
十五夜・十三夜・十夜と、日本にはお月見をしたり、豊作を祝う風習があります。
十五夜・十三夜は広く知られていても、十夜は馴染みがない方も多いかもしれません。
今回は、晴れると縁起が良いとされるこの3日についてご紹介します。

 

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十五夜について

秋にお月見をする習慣が生まれたわけ、
なぜ秋の月が綺麗なのか
十五夜さんは満月ではない事もあること、
お供え物についてなどは、

以前、中秋の名月の記事でご紹介しました。

別名芋名月とも呼ばれる十五夜。

今年2017年は10月4日です。
満月が10/6の3:40なので、今年の十五夜の
夜にはまだ完全な満月ではありません。

【2020年までの十五夜の日】
2015年は9月27日
2016年は9月15日
2017年は10月4日
2018年は9月24日
2019年は9月13日
2020年は10月1日

十三夜

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十五夜が旧暦8月15日にするお月見なのに対して、
十三夜は旧暦9月13日にするお月見をさします。

2017年の十三夜は11月1日です。

【2020年までの十三夜の日】
2015年は10月25日
2016年は10月13日
2017年は11月1日
2018年は10月21日
2018年は10月21日
2018年は10月21日

 

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十三夜の月は十五夜に次ぐ美しさと言われ、
栗や豆を供えることから、栗名月・豆名月と
も言われます。

お供え物は、

●月見団子(13個)
●季節の果物や野菜
●ススキ(秋の七草でも良い)

と、十五夜と大体同じです。

昔から、十五夜、十三夜、どちらか一方しか
お月見をしないことを、「片見月」といい、
縁起が悪いとされております。

秋の美しい月、十五夜・十三夜は是非セットで
お月見することを習慣にしたいものですね。

十夜

十夜=とおかんや   と読みます。

これは旧暦10月10日に行われる収穫祭です。

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主に東日本を中心に行われ、西日本では旧暦
10月の亥の子の日や11月に同じような収穫行事
を行います。

収穫祭の内容は地域によって異なりますが、
この日は田の神様が山に帰る日とされ、稲の
収穫を祝ってお餅をついたり、稲の茎を束ねて
作った『藁苞(わらづと)』や『藁鉄砲』で
地面を叩いて地面の神様を励ましたり、モグラを
追い払ったりします。

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藁鉄砲
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更に、収穫まで田んぼを見守ってくれたかかしに
お供え物をし、かかしにもお月見をさせてあげる
『かかしあげ』を行う地域もあります。

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信州池田町(長野県安曇野郡池田町)
ではとてもリアルなかかしで
かかしあげ大収穫祭を行います。
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これらはみんな「かかし」です。ビックリ。
(写真は2012年のものです)

十夜は日中に行うため、お月見が主ではないので、
月の満ち欠けに関係なく新暦11月10日に収穫祭を
行う地域が多いようです。

昔から十五夜・十三夜・十日夜の3日間が晴天で、
お月見ができると縁起が良いと言われております。

今年の十三夜も晴れて美しいお月様が顔を出して
くれますように…

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