s_momiji気温が徐々に下がり、木々も色づくこの季節、風流に紅葉狩りを楽しみたいですね。 ところでこの「紅葉狩り」何を狩るの?そもそもどうして紅葉するの? いまさら聞けない疑問を調べてみました。紅葉を見ながらさらりとうんちくを語るのもオツですよ^^

 

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紅葉狩りってモミジを狩るの?

紅葉狩りという言葉からは、モミジを狩るイメージが
強いですが、実際に狩りをするわけではありません。

この「狩り」は、大昔は生きていくため、
すなわち食べるために行っていました。

紅葉狩りの語源や由来については、

時が経ち、狩猟の意味での「狩り」をしない
貴族が現れ、草花や自然をめでることを「狩り」と
表現したという説、また、その時に実際に草花を
手にとって眺めたことに由来するという説があります。

今はお花見と言われている春の桜を見ることも、
以前は一部では「桜狩り」と称されていました。

桜狩り 霞の下に今日くれぬ 一夜宿かせ 春お山もり

という藤原定家の和歌が残っていたり、
松尾芭蕉も桜狩という言葉を使っていることから、
短歌や俳句の季語であったことも伺えます。

桜狩の方がお花見よりも風流で雅な感じがしますね。

「ぶどう狩り」「いちご狩り」「きのこ狩り」など、
食べるために採ることを「狩り」と表現することが
ありますが、紅葉狩りは「鑑賞」ですから、枝や葉を
折ったりとったりしてはいけませんよ。

鬼女を狩ることに由来

突然鬼?と思われた方もいらっしゃるかと思います。

長野県長野市にある戸隠山に残る、
人の心を惑わす鬼女「紅葉」退治の伝説に由来します。

鬼女伝説について詳細はこちら

「紅葉狩」という演目で能や歌舞伎でも演じられています。

歌舞伎では2013年6月に公演がありました。

美歌舞伎での美しい紅葉と鬼女の紅葉

めちゃイケオファーで岡村さんも歌舞伎デビュー!

 

紅葉のメカニズム

紅葉の仕組みを調べてみたところ

●気温が低下すると、葉を落とすために葉の枝付根部分にコルク層が形成される

●葉と枝の間で糖などの養分の流れが妨げられ、葉を緑に見せる葉緑素の「クロロフィル」が老化、分解される

●光合成により作られた糖分が葉に蓄積され、「アントシアン」という赤い色素や、「カロチノイド」などの黄色の色素が目立つようになる

●色素が絶妙なバランスで混ざり合い、紅色、黄色など美しい紅葉があらわれる

●葉はコルク層で切り離され、「落ち葉」となる

このような流れで葉の色が変わることがわかりました。
あの小さな葉の中で、こんなことが起こっていたのですね。

 葉が紅葉する条件は?

それでは、紅葉が始まる具体的な条件とは
どのようなものなのでしょうか。

葉の色を赤く見せるアントシアニンが作られるには、
空気中の温度や光の条件が関係してきます。

紅葉に必要な条件としては、

●夜間の急激な冷え込み
●空気が乾燥し地中の水分が減少する
●直射日光の強さ

などがあげられます。

具体的には、

●1日の最低気温が8度以下になる
(5~6度だと更に加速する)
日中の気温が20~25度くらい
夜間の気温が5~10度くらい
昼夜の気温差が大きい
(気温差が15度あると紅葉が一気に進む)

これらの条件が揃う事で、コルク層が作られ、
クロロフィルも分解され、更に色素のもとになる
養分が蓄積されます。

山の紅葉が美しいのは、このような条件が
そろっているからだと言われています。

逆に、木々が光合成をしっかり行えなかったり、
大気汚染がひどかったり、温暖化で気温の条件が
みたされないと、鮮やかな紅葉が見られなくなって
しまう可能性があります。

この美しい自然の力、それをめでる日本の心を
次の世代にしっかりと残してゆくのも
私たちの大きな課題ではないでしょうか。

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