s_chiyoko07歌手の島倉千代子さんが2013年11月8日午後0時30分に亡くなりました。
死因は肝臓がんで、75歳でした。
今回は島倉千代子さんと、死因となった肝臓がんについて調べてみました。

 

 

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島倉千代子
1938年(昭和13年)3月30日生まれ(75歳)
東京都品川区出身
演歌歌手
活動期間 1954年~2013年
紅白歌合戦連続出場30回
Wikipediaより

大ヒット曲の「人生いろいろ」のごとく、
波乱万丈な人生を歩んだ島倉さん。

歌との出会いは幼少期に左腕に
切断を迫られるほどの傷を負い、
自由に動かす事ができなくなり
気落ちしていた島倉さんに母親が
「りんごの唄」を聞かせたことだった
そうです。

12歳でデビューした時には誤植で
「戸倉千代子」となってしまっい、

島倉千代子でデビューしたのは16歳
の時でした。

19歳で紅白歌合戦に初出場し、以降、
史上初の30回連続出場をはたしました。

1963年には元阪神タイガースの
藤本勝巳内野手と結婚するも5年後に離婚。

人の良さが災いして知人など複数の
借金の保証人になり、総額10億円を
超える借金を背負いました。

寝る間も惜しんで働いて借金を完済
したというのですから凄いですよね。。

無理がたたったのか、93年に初期の
乳がんが見つかり治療、

99年には紫綬褒章を受章しました。

その後も活動を続け、現在は全国
十数か所を回る夢コンサートの最中でした。

【動画】88年に大ヒットした「人生いろいろ」

肝臓がんとは?

島倉さんの身体を蝕んだ肝臓がんとは
どんな病気なのでしょうか?

肝臓とは消化器系の臓器で、成人で
800~1,200gもある体内最大の臓器す。

「沈黙の臓器」とも呼ばれ、調子が悪く
なっても自覚症状が殆どありません。

肝臓の働きは、アルコールの分解だけで
なく、有害物質の解毒や栄養分の分解・
合成や、消化液の胆汁の分泌などです。

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肝臓がんを大きく分けると原発性肝臓がんと、
転移性肝臓がんにわけられます。

原発性はもともと肝臓にがんができ、転移性は
他の臓器から転移してできたがんです。

肝臓がんは欧米人に比べて日本人を含む
アジア人やアフリカ人に多く発症するという
データがあります。

そして日本ではがんの中でも発生の割合も、
死亡順位も高くなっています。

肝臓が沈黙の臓器ゆえに発見が遅れ、
治療が困難になり、治り難いがんです。

最も発症しやすいのは50~60代で、
罹患率と死亡率の推移のデータによると、
男女ともに1935年前後に生まれた人の
割合が高いそうです。(1938年生まれの
島倉さんもここに含まれていますね。。)
1938年生まれの有名人

これは、1935年前後に生まれた人が、
日本人の肝臓がんの主因であるC型肝炎
ウィルスのキャリアである割合が高いことと
関連しています。

この年代の方々が高リスク集団となった
背景には、戦後の集団予防接種時の
注射針の使いまわしがあると言われています。

日本肝臓学会:肝臓がん撲滅のために

【2013年11月15日追記】

本日のyahooニュースに、島倉さんが
C型肝炎だったことが掲載されました。

それによると、C型肝炎については
葬儀で弔辞を読んだ田勢康弘さん
(政治コラムニスト)が朝ズバッ!に
出演した時に明かされました。

田勢さんによると、島倉さんはC型肝炎
から肝臓がんになる可能性が高いことは
早い段階で知っていたとのことです。

感染したのは先述の左腕の大怪我
で輸血をした時ではないかと言われて
おります。

島倉さんの場合は、肝硬変にならずに
肝臓がんになったようで、がんが発見
されたのが2010年、肝硬変を併発した
のが今年2013年に入ってからだった
そうです。

【追記ここまで】

症状や治療方法は?

肝臓がんは突然がんになるのではなく、

1 ウィルス感染
2 肝炎になる
3 慢性肝炎
4 肝硬変
5 肝硬変が悪化し発ガン

という段階をふみます。

1のウィルス感染では食欲不振や倦怠感、
嘔吐・下痢・発熱・黄疸などの症状が出ます。
しかし、自覚症状がなかったり、風邪と間違
えて見落としてしまう場合もあります。

3や4で肝硬変になると、食欲不振、倦怠感、
体重減少や顔色が黒っぽくなったり、肝臓の
あたりが痛んだりします。

肝硬変が悪化すると肝臓がんに発展するので、
肝硬変を悪化させないようにすることが
肝臓がんを防ぐ有効な手立てとなります。
(勿論肝硬変にならにようにするのが大前提です)

また、肝臓がんになっているということは、
肝硬変の可能性も高いことになるので、

肝硬変の症状が出たら肝臓がんになって
いないか検査をすることをおすすめします。

肝臓がんが進行すると、肝硬変の症状に
加えて、腹部がはったり、腹水がたまったり、
吐血や貧血、黄疸の症状も出てきます。

黄疸が出ている場合には末期までがんが
進んでいる可能性が高くなります。

治療にはがんの切除や肝臓移植、抗がん剤
治療などが行われます。

手術で入院する場合は、年齢や体調にも
よりますが10日から1ヶ月くらいが多い
とのことです。

肝臓がんは再発も多いがんなので、
入退院を繰り返すケースもあります。

予防方法は?

肝臓がんの75%が肝炎ウィルスに起因
するため、最も大切なのが、肝炎ウィルス
(B型・C型)に感染しないようにすることです。

そのためにはウィルス感染者の血液や
体液に直接触れないようにします。

・歯ブラシ・かみそりなど他人と共用しない
・ピアスや刺青をする時の衛生管理
・性交渉

などは注意が必要です。

B型肝炎ウィルスに対しては、ワクチンで
予防が可能です。

その他には、肝臓そのものに負担を
かけすぎないようにすることです。

・暴飲暴食
・睡眠不足
・糖尿病
・飲酒・喫煙
・過度のストレス

などは肝臓にダメージを与えます。

肝臓がんの大きな原因となるのが
ウイルス感染です。

これに気付かずに放置してしまうと
肝炎、肝硬変、肝臓がんへと進行
してしまいます。

感染から肝炎までは10年、20年と長い
年月を要するそうです。

しかしウィルス感染していたとしても、
自覚症状がないので、検査をしないと
ウィルスに感染しているかわかりません。

感染の有無は血液検査でわかります。

自治体で肝炎ウィルス検査の助成を
行っている場合もありますので、一度
検査をしてみるのが良いと思います。

また、他の臓器にがんがある場合も、
転移の可能性があるので定期的な
検査が必要になります。

辛抱強い臓器だからこそ、日ごろから
労い、気にかけてあげたいものです。