s_S__13869065 (1)発芽玄米を手作りし始めて気づけば十年以上になりました。
先日久しぶりに発芽玄米を作ったので作り方をまとめました。

 

 

 

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「発芽玄米を手作りする」

とは、

「玄米を自宅で発芽させる」

ことです。

その当時、ファンケルの発芽玄米が
話題になり、私もはじめは市販の
発芽玄米を食べていました。

当時の記憶ですが、商品説明に、
「玄米を発芽させて栄養を高めた
状態である」ということが記されてた
ように思います。

発芽玄米は身体に良いとのことだし、
まずくて食べられない訳でもないので
続けたい。

しかし…

やっぱりお高いんですよね。。。
割高感がある。

当時の私はスーパーの売り場で
発芽玄米を手に悩んでいました。

そしてふと隣を見ると、普通の玄米も
販売されていました。

ゆ「これを発芽させたら発芽玄米になるんじゃね?」

そして試してみたところ、これが大成功。
しかも市販のものより断然美味しかったん
ですよね。

これが私が発芽玄米を手作りしだした
きっかけです。

発芽玄米の作り方とポイント

発芽玄米を作るうちに得たちょこちょこっとした
ポイントのようなものはありますが、作り方は
至ってシンプルです。

 【発芽玄米の作り方】
軽く洗った玄米に水(またはぬるま湯)を
加えて発芽するまで待つ。

…とまあ、とっても簡単なわけですが、
私の経験から得たコツなどを交えながら
手順をご紹介いたします。

玄米選びのポイント

発芽玄米を作って食べる上で、玄米を
選ぶ時のご参考になれば幸いです。

 栽培環境が信頼できるもの
気休めかもしれませんが、玄米は、
精米しない分、、農薬などが少ない物を
選ぶようにしています。

 籾殻(もみがら)など異物の混入が少ないもの
もみがらが入っていると食感が悪くなるので
手作業で取り除かなくてはなりません。
籾殻の混入が多い玄米は余計な手間と
時間がかかってしまいます。

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お米の銘柄については、白米に比べて
個性や特長が感じられにくいので、私は
あまりこだわっていません。

銘柄よりかは、栽培環境や生産年度を気にして
玄米を購入しています。

発芽しない玄米もある?!

今回の記事を書くにあたって発芽玄米について
おさらいしてみたところ、水につけても発芽しない
玄米があることを知りました。

私はこれまでに発芽しなかった玄米にあたった
ことはありませんが、

収穫後の乾燥時の温度が高すぎるなど、お店に
並ぶまでに玄米が死んでしまうと、どんなに
頑張っても発芽しないんだそうです。

言い換えればお米は稲の種なので、きちんと
生きていないと発芽できないですよね…

そういう意味では、信頼できるお店で玄米を
購入することも大切なポイントと言えます。

楽天でも玄米を扱うショップがたくさんあります。
⇓⇓のお店では、玄米食用に処理、調整をしてくれて
います。


こちらの農家も拘りと愛情をもって
お米を作られていらっしゃり、
勿論籾は自然乾燥です。
ご贈答用にも対応してくださいます。


こちらは炊飯器メーカーも推奨の、
発芽玄米や酵素玄米(ねかせ玄米)
専用の玄米です。
もみ殻米がほぼ皆無でとてもスムーズに
発芽玄米が作れました♪

重いお米をお店まで買いに行く手間が省けて便利です。

玄米を発芽させてみよう♪方法その1~ずっと浸水させる~

それではいよいよ実践です♪

今回は、近所のお米屋さんで計り売り
されていた1kg460円の新米を使用しました。

 まず、ボールや鍋、タッパーなどの容器に
軽く洗った玄米を入れ、水かぬるま湯を
注ぎます。

ぬるま湯の方が発芽は早いです。
特に冬場などはその差が実感できます。

ぬるま湯を使う場合は35度くらいにします。
あまり温度が高いと玄米が死んでしまいます。

水の量は多めの方が含まれる酸素が
増えるため、発芽しやすくなります。

 そのまま安置します。

ずっとそのままにしておくと、水が濁って
糠味噌のような匂いが出てきてしまいます。

これはこまめに水を替えることで防げます。

ぬるま湯の方が温度が高い分、匂いも
出やすくなります。

明らかに臭い時は腐っている可能性が
高いです。こうなってしまったら「アウト」です。

玄米の状態や室温にもよりますが、

夏ならば早くて半日から一日~二日程度、
冬ならば二~三日で発芽することが多いです。

玄米を発芽させてみよう♪方法その2~途中で水から上げる(オススメ!)

その1の方法で発芽玄米を作った数日後、
新たな手法を知りました。

その手順は、

丸一日程度浸水させたら、玄米を水から上げて
発芽を待つというものです。

 玄米を洗って水やぬるま湯に浸すまでは同じです。

 約一日浸水後、水から上げ、表面に濡れた布巾を
かぶせたり、容器の蓋をするなどして表面の乾燥を
防ぎながら発芽を待ちます。

玄米は水に浸すと水分を吸収します。
そして、目一杯吸水すると(飽和吸水といいます)、
発芽へと移行します。

この段階では水よりも酸素が求められるため、
水から上げるというのがこの方法の特長です。

発芽玄米のあの匂いが出るのは飽和吸水状態の
玄米を水に浸し続けるためという説もあります。

飽和吸水後に水から上げて、酸素を十分に供給
してやることで、発芽がより早くなり、嫌な匂いも
出ないと言うわけです。

私も早速実践してみました♪

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水に浸す前の玄米です。

これをさっと洗って水に浸します。
ミネラルウォーターや浄水器の水を使う
場合には、最初にお米に触れる時(初めの1回)
と炊く時のみでOKです。

水に浸した直後の様子です。
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半日ほど経ったら、水を替えます。
(面倒ならばしなくても良いです)

夜、水に浸けたら朝、朝、水に浸けたら
夜水交換をするといったタイミングです。

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そこそこ水を吸っていますが、まだ「飽和」では
ない感じです。

約一日水に浸した状態です。
この段階では匂いはありませんでした。
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一度洗って水を切りました。

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蓋をして安置します。

翌朝様子を見てみると、胚芽が少しふっくらしていました。

匂いもなく(強いて言えば「草原」のような草っぽい香り)
玄米の表面が乾くこともありませんでした。

全体に酸素が行き渡るように、鍋返しの
容量で撹拌しました。

昼過ぎの様子です。
胚芽がよりふっくらして発芽間近です。
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15時くらいの様子です。
発芽しているものもちらほらと出てきました。
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ズームアップ
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いい感じに発芽しているものが多く
見受けられますが、もう一声ほしいところ。。

因みに、こんな鍋で発芽させています。
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活力鍋に入れて使う、
無水で圧力をかけるための鍋です。

この後、一気に発芽が進んだようで、
夕方(18時頃)確認した時には程よい
感じになっていたので炊きました。

2つの発芽方法を試して感じたこと

今回は、従来型のずっと浸水法と、新型(新たに知った)
途中水切り法の2つで発芽させました。

所感としては、途中水切り法の方が半日くらい
発芽が早く、何より臭いがないのが大きな収穫でした。

どうもどうやら、あの臭いが出るのは、玄米が飽和吸水
した後からのようです。

ずっと浸水法だと、うっかり水交換を忘れると
臭いが強くなったり、最悪腐ってしまうことがあるので、
リスクの面でも途中水切り法をオススメします。

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炊きあがりはどちらも大差はありませんでした。

発芽させるのは楽しい作業なので(私だけ?)
2種類の方法を試してみて、違いを体感されるのも
良いと思います^^

「発芽」とは、 玄米がどうなれば良いのか?

どうなれば発芽していると言えるのか、
どこまで発芽させたら良いのか。

初めてだと解りづらいと思います。

玄米の胚芽の部分がふくらんで、先が
ちょこっととんがり出した状態でOKです。

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全ての玄米が均等に発芽するわけでは
ないので、10粒に1粒くらいこの状態ならば
よしとします。(まだ芽が出ていない玄米も、
内部では発芽状態になっています)

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私の中では、ここまで成長してしまうと
発芽させすぎです。

芽が育ちすぎてしまうと、栄養が芽に行って
しまい、食味も低下してしまいます。

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左端が水に浸す前の玄米です。
黄色の矢印の状態を目指して発芽させますが、
左から3、4番目でも問題ないと思います。

 発芽玄米の炊き方

私はこれまで圧力鍋で発芽玄米を炊いてきましたが、
炊飯器でも普通に炊ける事を知り、炊き比べてみました。

お好みで圧力鍋と炊飯器を使い分けて頂ければと思います。

圧力鍋で炊く~もっちり・しっとり~

実は毎回計量もせず、適当な量を発芽させ、
水加減も適当に炊いていました^^;

なんというか、自分なりの勘というか、目安のようなものが
あるんですよね。。

計量する場合は、発芽した状態ではかります。
水加減は通常どおりでOKです。

加圧時間は鍋によって異なるので調整してください。

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炊きあがりの様子です。

久しぶりでちょっと加圧が足りなかったので、
発芽に使っていた鍋で蒸すような感じで
追加加熱したところ、調度良く仕上がりました。

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圧力鍋で炊くと、もっちり、しっとり、ぷちぷちで
玄米の甘みがより感じられます。

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炊きたての状態です。
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炊きあがりは少しべたっとしたようでも、
時間が経つと水分が馴染みます。

半日ほど経ったものをレンチンした状態です。
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炊きたても、時間が経ったものも、
どちらも美味しく頂けます^^

炊飯器で炊く~ふっくら・しっかり~

「自作の発芽玄米は炊飯器で普通に炊ける」

圧力鍋派の私にはにわかに信じがたい話でした。

ならば…と、水切り法で発芽させた玄米を2合
炊いてみました。

水をたっぷり吸って、発芽状態の玄米を計量カップで
計り、炊飯器のいつもの水加減にセットします。
(我が家は結構な固めです)

そしていつもの炊飯コースでスイッチオン♪

…ドキドキ…

そしてついに炊きあがりました!

恐る恐るジャー(古い?)を開けてみると、
しっかり炊けていました^ー^v

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圧力鍋で炊いた時のようなしっとり(ベタつき)感
はなく、白米の炊きあがりと変わりません。

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お米の一粒一粒がしっかりしています。

米は固めが好きな夫は、圧力鍋で炊いたものは

夫「ベタっとしてて嫌じゃ(・米・)」

と、厳しい評価でしたが、炊飯器で炊いた発芽玄米を
試食してもらったところ、

夫「これはいい!」

と、気に入ってくれた様子でした。

「お米を食べてる感」がしっかり感じられたのが、
評価につながったようでした。

炊きあがりから時間が経って、冷めたものを
食べてみたところ、こちらも冷めても美味しく
頂けました^^v

白米と混ぜて炊いたり、黒米や穀類と一緒に
炊いたり、アレンジの幅があると思います。

 

初めて自分で発芽させた発芽玄米を食べた時、
予想以上に美味しくて驚いたのを今でも覚えています。

玄米を発芽させることで栄養価も格段にアップ
しますので、ご興味のある方は、是非一度お試し
頂きたいものです。

【20141204 追記】

記事中で紹介した楽天の農家の玄米26年度新米が出たので
予約して購入しました♪
籾殻もこ石などの混入もなく、吸水もしやすく美味しく頂いています^^

炊飯器で炊く時の水加減についてですが、この記事を書いた時には
発芽させた玄米を計量カップではかって炊いてちょうど良かったのですが、
その後は新米だからか、柔らかくなりすぎてしまいました。

炊飯器でお米の種類や炊き方が選べたりすることもあり、
水加減はご自身で調整の上、お好みを見つけて頂ければと思います。

我が家も試行錯誤していますが、今のところ、発芽させた玄米を計るのではなく、
米ははじめに計量し、米の種類は玄米で、炊飯は普通コース、水の量は、
4合の時は4合の線まで、3合の時は3合の線よりも少なめで落ち着きました。
(4合だと水が分量の線でちょうど良いのに3合だと分量の線まで水をいれると
柔らかくなりすぎてしまいました。)

独特の苦味というか、えぐみを中和させるために、
塩をひとつまみ入れるのもお忘れなく^^

また、飽和浸水させるだけでも、味も栄養価もぐっとアップするそうです。
(発芽させるとギャバはできるけれど食味は若干落ちるそうです)
発芽が面倒な方はこちらもお試しください☆

【20150603 追記】

玄米を購入しようと楽天を物色していたら、
「ロウカット玄米」というものを見つけました。
※以下3点の画像は金芽米・オンラインショップさんよりお借りしました。


(画像クリックで商品詳細をご覧頂けます)

玄米の表面にある固くて浸水性の悪い「ロウ層」を
特殊技術で除去することで手軽に食べられるそうです。

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これにより、
 玄米の栄養価を維持
 白米同様に炊ける
 食べやすい
 消化性が良い

玄米になっています。

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いわば、玄米のマイナス要因を取り除いた状態です。

浸水性が高まっているので発芽も早いのでは?
と予想しています。

2kg 4kg 8kgと各サイズありました。

玄米が苦手な方にも(普通の玄米よりかは)
食べやすいと思います。

面倒くさい(*´Д`)味の想像がつかない><という時は市販品をためしてみるのもアリです

【2016/02/05追記】

まだ発芽玄米を食べたことがないのに
いきなり自分で作るのはハードルが高い…

食べたい時にすぐ使いたい。。

ぶっちゃけ作るのが面倒くさい。。

そんな時には市販品を利用するのも
大いにアリだと思います。
(継続的に食べるならやっぱり自作がお得ですが…)

通常よりお得に入手できるお試し
キャンペーンなどを賢く利用しちゃいましょう♪

私も初めて発芽玄米を食べて以来、10数年ぶりに
頼んでみました。

あの頃よりお味が進化していることを期待しつつ、
届くのを楽しみに待っています。

うっかり仕込み忘れてしまった時の
お助けアイテムとして常備しておいても
いいですね。

届いたらレポします^^v

【2016/2/8追記】

注文して2日ほどで手元に届きました。

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※現在はパッケージがリニューアルされておりまして、
こちらのお写真とは異なります。

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1kgと500gでキャンペーン価格の¥780でした^^

早速発芽米のみで炊いてみました。

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見たところ自分で発芽させた時よりも
芽は確認できませんでした。
(乾燥されているからかな?)

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発芽米1合に対して水45cc追加するとのことでしたので
2合炊いたので90cc足しました。

浸水すること30分ほど…
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自作に比べるとふにゃっと柔らかい手触りです。

通常通り炊飯しました。
(発芽玄米コースがあるのを忘れていました)

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カニ穴が沢山♪

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食べてみるとふっくらぷちぷち感はありましたが
自作のようなモチモチ感はあまり感じられませんでした。

十数年振りに買ってみたけれど、劇的な進化は
ないような気がします^^;

味わい的には私は自分で発芽させた方が好みです。

お試し¥780なら、十分価値はあると思いました^^

市販の発芽玄米の良い所は、白米と混ぜて炊ける
ので、玄米と白米の割合など、好みに合わせて調整
出来る点があると思います。

(今思えば自作の発芽玄米を白米と混ぜて炊くという
あたまがありませんでした^^;)

今回炊いたこちらは、リゾットやチャーハンの時に
白米と一緒に使う予定です。

究極に簡単でかつ確実な方法に出会った!!

もっと簡単で、失敗なく、確実に美味しい方法は
ないかなぁ…

と、色々調べていた時に出会ったこちら、

え?釜?
と思って広告をポチっとして覗いてみたら…

普通のお米を炊く感覚で、手作り発芽玄米が
できちゃう♪

とな!?

更に詳しく見て行ったところ、

発芽玄米だけでなく、あれも、これも、
あんなことまでできちゃう&してくれる♪

と。

しかし本当に美味しくできるんかいな?

ということで、

丁度我が家の炊飯器がそろそろ危うくなって
きていたので、思い切ってお迎えしました( *´艸`)

使ってみて驚きの連続だったので、近々
レポします♪⇒こちらからどうぞ♪

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