s_yuzu212月22日は冬至です。
冬至といえば、かぼちゃを食べて柚子湯に入る風習があります。前回のかぼちゃに引き続き、
今回は、柚子にスポットを当ててみました。

 

 

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冬至に柚子湯に入るのはなぜ?

お風呂に入ることは「禊ぎ」に通じると
言われております。

新年や大切な儀式に際して入浴する
習慣があるのもこのためです。

柚子は冬が旬で香りが強く、強い香りの
もとには邪気が起こらないという考えが
あります。

一陽来復で運を呼び込む前にまずは
自身の身を清めるという意味もあり、
冬至に柚子湯に入ります。

また、冬至に柚子湯に入ると一年中
風邪を引かないという言い伝えや、

冬至と湯池、柚子と融通の語呂合わせで
無病息災を願うという説もあります。

その他、柚子が実るまでに長い年月を
要するため、苦労が実りますように…
との願いも込められています。

身体にもいい!柚子は天然の入浴剤

柚子湯には身体に嬉しい効果が
いくつもあります。

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●血行を促進し、冷え性を緩和する
●身体を温め風邪を予防する(湯冷めしない)
●美肌効果(果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる)
●芳香によるリラックス効果
●精油成分(リモネン)による保湿効果

柚子湯の方法いろいろ

一般に、お湯の温度は39~40度くらいが
効果が高いと言われています。

方法としては、

●丸ごと入れる⇒香りを感じるには結構な数が必要です。
●切って入れる⇒切る事で香りも成分も出やすいものの、
果実や種がお湯にまざってしまうのが難点。。
●切って袋に入れる⇒洗濯ネットなどに入れます。ちょっと
雰囲気には欠けますが、お掃除は楽になります。
●切込みを入れて丸ごとお風呂へ⇒丸ごと入れるより
香りや成分が出やすくなります。
●皮のみ入れる⇒全ての成分は出ませんが、柚子を
見て楽しめ、お掃除も楽ですね。
●果汁を絞って入れる⇒視覚効果はあまりないかも。。
●熱湯で蒸らしてからお風呂へ⇒エキスが沢山出そうです。

などなど、ひとくちに柚子湯といっても、
家庭ごとの様々な方法があるかと思います。

因みに私が子供の頃は、皮だけ浮かべ、
果実はガーゼの袋に入れてお風呂の中で
ぎゅ~っと絞っていました。

赤ちゃんや肌が弱い人にはご注意

肌が弱い人の中には、柚子湯に入ると、
身体がひりひりして痛くなってしまう
事があるそうです。

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これは、柑橘類の皮には、油を落とす
成分が含まれており、(そういえば、オレンジ
天然成分含有の洗剤がありますね)

それが肌につくことで、炎症を起こして
やけどのような症状が出る事があるそうです。

お肌が弱い方や心配な方は、
柚子の量を加減したり、長湯をしすぎない
ようにするなど対処が必要です。

お風呂だけじゃ勿体無い!皮・果肉はもちろん種にも…

薬味としてのイメージが強い柚子ですが、
その成分は身体にいいことづくめです。

クエン酸・りんご酸・酒石酸などの有機酸類
には疲労回復肩こり胃腸を整える効果が、

種の周りのぬるぬるした所に含まれる
ペクチンには美肌効果消炎作用が、

香りの素になる製油成分であるリモネン・
ノミニン・シトラールには血行促進疲労回復

ビタミン類(C・P・A・D・)やフラボノイドには
抗酸化作用があり動脈硬化・心筋梗塞・
脳卒中など成人病の予防にもなり、

苦味成分のリモノイドには悪玉コレステロール抑制
発癌抑制効果・美肌効果もあります。

その他アミノ酸も豊富に含まれており、
是非毎日摂り入れたい食品のひとつです。

はちみつ漬けで柚子のいいところを丸ごと美味しく!

綺麗に洗った柚子の水気を拭き取り、
薄くスライスして蜂蜜に漬け込みます。

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この時に種も一緒に漬けるのがポイントです。

そのまま食べたり、お菓子作りに使ったり、
水やソーダで割って飲むのもおすすめです。

のどがいがらっぽい時や、ちょっと風邪っぽいかな?
という時はお湯で薄めて飲むと身体も温まります。

今回は柚子にスポットを当てましたが、
柚子だけでなく、食材にはそれぞれ良い所が
たくさんあります。

旬の色々な食材をバランスよく摂取することが
健康への第一歩だと思います。

かぼちゃだけじゃない!!冬至に食べると良い物は?

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