2013年12月18日に放送されたNHKあさイチで、スーパー主婦直伝のセスキ炭酸ソーダ水とプリン状石鹸が話題になっています。それぞれの特長と作り方、注意点などをまとめました。
2014年12月22日放送分まとめはこちらからどうぞ♪
セスキ炭酸ソーダ
まずはセスキ炭酸ソーダ水から。
セスキ…?
なんですと??
初めて耳にする言葉でした。
セスキ炭酸ソーダとは一般名で、科学的には
セスキ炭酸ナトリウム、化学式であらわすと、
Na2CO3・NaHCO3・2H2O となります。
掃除に重宝する重曹と、炭酸ナトリウム(炭酸塩)との
中間的物質で、アルカリのパワーは重曹の実に10倍
以上と紹介されていました。
特に高い効果を発揮するのは
・油汚れ
・皮脂・手アカ
・血液などのたんぱく質汚れ
です。
【セスキ炭酸ソーダ】
●アルカリパワーは重曹の10倍以上
●油汚れに強い
●皮脂・手アカ・血液などタンパク質汚れに強い
どんな姿をしているのか調べてみたところ、
こんな感じで売られています。
1kgで¥504。
そんなに高いものではないのですね。
別名アルカリウォッシュとも言うようです。
500g ¥399です。
価格は楽天市場のものです。
写真をクリックすると商品詳細をご覧いただけます。
¥399の方は嬉しい送料込みのお値段です。
テレビで話題になると、お店からその品物が
姿を消すことが多々ありますので、手に入れたい
という方はお早めに…
【セスキ水の作り方】
⇒水500mlにセスキ炭酸ソーダを小さじ1の割合で加え、よく溶かす。
活用方法としては、
レンジ周り、換気扇、グリルなどの油汚れや、
冷蔵庫やドアノブ、電気のスイッチなどについた手垢、
襟、袖口の汚れなどにスプレーしてふき取ったり、
洗濯したりします。
100均のスプレーボトルを活用すると良いでしょう^^
布ナプキンの浸け置き洗いにも効果を発揮します。
ご愛用の方はぜひお試し下さい。
【セスキ水が使えない物】
●水拭きできないもの
●白木など水がしみ込みやすいもの
●漆塗りやニス塗りの家具、漆器
●アルミ・銅・真鍮
●たたみ、革製品
●金銀などの貴金属製品
【注意点】
●作ったらなるべく早く使い切る
●肌が弱い人は手袋などを着用する
●目に入ってしまった時は流水ですすぐ
●飲み込んでしまった場合は吐かせずに
水か牛乳を飲ませる
●異常を感じたら医療機関を受診する
●その時は現物を持参すると良い
プリン状石鹸(作り方動画あり)
プリン状石鹸。。。
これまた初耳でした。
豊橋友の会 愛用の、ゲル状の石鹸で、
汚れにとどまり、パック的な効果があるとのこと。
高いアルカリ度
油汚れに強い
泥汚れにも強い
セスキ炭酸ソーダと同じくらいアルカリ度が高く、
加えて石鹸の汚れを包み込んで水に溶かす働きで、
油汚れだけでなく、泥汚れにも効果を発揮して
くれます。
見た目はスライム的な、まさにゲル状。
私だったらスライム石鹸と名づけたい。
使い方は、汚れに塗り、時間を置いてから
水で流したり、拭き取ったりするという、
実にシンプルなもので、年末のこの時期、
網戸の掃除には特におすすめです。
作り方もぬるま湯に溶かして置いておくだけと
とても簡単ですが、注意点もありますので
もう少し詳しくご紹介しますね。
【プリン状石鹸の作り方】
30~50度のぬるま湯500mlに粉石けん50gの割合で溶かし、
3時間以上放置する
冷えれば出来上がりと、これまた簡単です。
ゲル具合は石鹸の原料や、ぬるま湯の温度などで
変わりますが、洗浄力、効果に差はありませんので
ご安心下さい^^
ここで言う粉石鹸とは一般的な選択用合成洗剤
ではなく、昔ながらの粉石けんをさします。
成分表示を確認し、純石鹸分、アルカリ剤(=炭酸塩)が
あるものを選んでください。
↑1.2kg ¥800
プリン状に固まる力が強いと評判です♪
↑1kg ¥740
こんな粉石けんです。
3番目はスーパーやドラッグストアでも
よく目にしますね。
これまでずっと洗濯石鹸かと思っていましたが、
石鹸なので、キッチンでも使えますし、ゲル状にして
手洗い用としても活用できます。
環境にも優しく、敏感肌の方や赤ちゃんにも
安心して使えるとのことですので、これを機に、
我が家でも取り入れてみたいと思います。
注意点としては、セスキ炭酸ソーダ同様、
肌が弱い人は手袋などを使用すること、
アルミ製品に使うと、アルカリの力で黒ずむ
ことがあげられます。
あと、原料が粉せっけんと水だけなので、
プリン状にしたら、早めに使い切った方が
いいのかな…と思いました。
一度にたくさん作るのではなく、350mlや500mlの
ペットボトルで作ると使い勝手が良い量だと
思います。
ハンドソープとして使うには、100均のポンプなどに
移し変えるといいですよ^^
動画も作ってみました♪
+クエン酸でバッチリ♪
石鹸とセスキ炭酸ソーダや重曹で油汚れなど
酸性の汚れを、クエン酸でアルカリ性の汚れを
中和し、菌の発生を抑制すれば、地球にも身体にも
優しく掃除ができます。
ご参考までに酸性・アルカリ性の汚れを挙げますと、
【酸性の汚れ】⇒セスキ炭酸ソーダ・重曹・石鹸で掃除
●脂・油汚れ(バターなどの油脂)
●手垢・湯垢
【アルカリ性の汚れ】⇒クエン酸で掃除
●水垢・石鹸かす
●電気ポット内部の汚れ
●野菜のアクによる鍋の黒ずみ
●トイレの尿ハネなどによる臭いの除去
●トイレの尿石や輪ジミ
などがあります。
それぞれの汚れに適したものを選んで使うと
大変効率的に掃除ができます。
いかがでしたでしょうか。
セスキ水やプリン状石鹸は、
身近なもので出来る環境にも身体にも優しい
洗剤・掃除方法だと思います。
これから本格的に大掃除をするこの時期に、
ぜひ活用したいですね。
そして綺麗になったあとは、これらを小まめに
使って、汚れを溜めないようにしたいものです。
(自分で言ってて耳が痛いですが^^;)
【2013年12月26日追記】
記事を書いてから、スーパーやドラッグストア
に行くたびに、セスキ炭酸ソーダと粉せっけん
を探していました。
粉せっけんですが、最近は液体のものも
出ていて、粉から液体に取扱いが変わって
いるお店がいくつかありました。
個人的にはシャボン玉スノールを使いたい
ので探しているのですが、在庫切れなのか、
液体のものばかりでした。
他にも粉せっけんはあったのですが、一袋
の量が多すぎたのでまだ購入には至って
おりません。
セスキ炭酸ソーダに関しては、昨日(12月25日)
に、近所のツルハドラッグで発見しました。
即 購入ヾ(*´∀`*)ノ
ゴム手袋や住居洗剤のコーナーに
陳列されていました。
近くに重曹があったので「もしや」と思い
よく見てみたらひっそりと並んでいました。
良く見ないとセスキだってわからない
ですよね^^;
お値段は¥348でした。
パッケージの☆の部分に活用例と
使用量の目安が書かれています。
衣類の襟袖泥汚れにプリン状石鹸を
使いたかったのですが、粉せっけんを
手に入れるまでは、セスキ水の力を
借りようと思います。
実験用にと、一生懸命襟、袖の汚れを
作っているシャツがありますので、それで
効果を検証しようと思っています。
結果は追って追記いたしますね^^
乞うご期待♪
【2014年1月8日追記】
昨年12月29日に一生懸命に襟・袖口を
汚したブラウスにセスキ水を使ってみました。
100均の霧吹きを他に使っていたので、
トッププレケア(?)のスプレーボトル(空)に
セスキ水を作って試しました。
襟の所と袖口にシュシュっとふきかけて、
他の洗濯物を洗濯機に入れる間くらいの
数分間放置し、洗いました。
結果は…
ヾ(´∀`○)ノ【・.。*ォ ‘`ォ’`ォ’` ォ’`・.。*】ヾ(●´∀`)ノ
効きましたヾ(*´∀`*)ノ
これまでは、プレケア的なポイント洗い用の
洗剤をつけなければ襟袖の汚れが残って
しまっていたのに、スッキリ落ちていました!
画像は…
あまりに一生懸命汚してしまって恥ずかしかった
ので、今回はナシです…^^;
次は我が家の汚れの最高峰、ユニフォームで
試してみようと思います。
石鹸プリンを指示どおりに作ってみましたが、とろみがつかず、液体状のままでした。石鹸はパックスナチュロンを使用。ペットボトルで作りました。
なぜでしょう?
明けましておめでとうございます。
コメントありがとうございます。
すぐにお返事ができずに申し訳ありませんでした。
(先ほど帰省先から帰宅しました)
プリン状石鹸のとろみがつかなかったとのこと。。
私も調べてみますので、もう少しお時間を下さいませ。
即答できずにすみません><
その後調べたところ、プリン状石鹸のとろみについては、
温度によるところが大きいことが分かりました。
とろみがつかないようでしたら、温度を高めにされてみては
いかがでしょうか。
それでもとろみがつかない場合について、以下は私の推測です。
パックスナチュロンをお使いとのことですが、
パックスナチュロンにも、石鹸分が80%のものと、100%の
ものがあることがわかりました。
100%のものにはアルカリ剤が入っていないため、プリン状に
ならなかったのかもしれません。
100%のものと80%のもので実際に作ったわけではないので
あくまで推測の域で申し訳ありません。
80%のもので実際にプリン状石鹸を作られている方がいらっしゃいましたので、
(http://kinotable.blog.jp/archives/51746291.html)←のコメント欄に書かれています。
もし100%のものをお使いでしたら、アルカリ剤の有無が原因かもしれません。
当初こちらで紹介していたものが石鹸分100%のものでしたので
画像をさしかえました。ご迷惑をおかけいたしました。。
プリン状石鹸を作った時に、冷える途中は固まっていたのに、完全に冷えたらサラサラになってしまうというケースもあるようです。
この場合は、レンジなどで温めるとまたプリン状に戻るとのことでした。