カラバトカリー・サリサリカリーをご存知ですか?
これらはパキスタンのとある地方で食べられているカレーを忠実に再現したものとのことで、札幌と横浜にあるお店で食べることができます。
とても個性的だけど、クセになる美味しさのこのカリーを、何とか家でも作りたいと思い、ネットで見つけたレシピをもとに、パキスタンカリー作りにチャレンジしました。
目次
パキスタンカリーとは?
カラバト・サリサリが再現した
パキスタンカリーとは一体…?
因みにパキスタンはここです。
画像引用元:旅行のともZen Tech
私はカラバトカリーを食べた事が
あるのですが、その特長と感想は、
完成時に確認できる具は鶏肉のみ
油が多め
無水カレー?
スパイスをホールで使用している
鶏肉は骨付き
味付けは塩のみ?
といったものでした。
そして今回参考にさせて頂いたのが、
スープカレーフロンティアさんのレシピです。
以前のレシピと合わせて活用させて頂きました。
さてさて、
ゆるりん☆初のパキスタンカレー作り…
はたしてうまくいったのでしょうか。。
材料
参考レシピの2人前を3人前に換算した材料です。
●チキンレッグ 3本
(今回はレッグ2本、モモ肉1枚で作りました)
●玉ねぎ 1個半
●ショウガ 15グラム
●ニンニク 7.5グラム
●トマトピューレ 225グラム
●カレーパウダー 大さじ3
●ガラムマサラ 小さじ3
●塩 小さじ1.5 (後で調節)
●油
●ホールスパイス 各小さじ1.5
(今回は、クミン・コリアンダー・カルダモン・ブラックペッパー・クローブ・シナモン(パウダー状で少々)を使用)
手順
大まかな流れは、
フライパンに油とスパイスを入れ点火
チキンを入れオイル煮
玉ねぎ・ニンニク・ショウガを入れ煮込む
トマトピューレを加える
鶏肉をほぐす
カレーパウダーと塩を加える
ガラムマサラを加え、塩で味を整え仕上げる
です。
箇条書きにするとシンプルな調理ですが、
そこそこ時間はかかりました。
次からは、実際の様子です。
つくれぽ
長くなりますが、カラバトカリーのつくれぽです。
スパイスはカルディの袋入りがお得♪
まずはスパイスの調達です。
市販ではガラスのボトルに入ったものもありますが、
割高で1本700円くらいするものもありました。
何店かまわってみたところ、カルディーさんで、
袋入りのホールスパイスが販売されていました。
お値段は100~200円台でお手頃価格でした^^
カレーパウダーと、ガラムマサラもカルディさんにて。
ブラックペッパーとシナモンは家にあったものを使用しました。
(シナモンを写真に入れるのを忘れていました^^;)
ホールスパイス小さじ1杯を量ってみたところ
ブラックペッパーが3グラム
カルダモンが2グラム
コリアンダーが1グラム
クミンが2グラム
でした。
所定の分量だとこれくらいです。
(クローブは少々にしました。)
え…こんなに入れるの?
ブラックペッパーなんて、普段は全然減らないのに、
こんなに入れちゃって大丈夫なの?
参考レシピはこれらのスパイスをこのまま使うとのことですが、
私はスパイスの粒が口に残るのが苦手なので、あらびきに
することにしました。
挽くことで、スパイスの香り立ちも効きもアップするだろうと考え、
チキンな私はスパイスの量を減らしました。。
(結果的には減らさない方が良かった)
ブラックペッパーは2グラムに、
カルダモンは12個から7個に、
コリアンダーは1グラムあるかないかに、
クミンは挽かないのでそのままの3グラムに、
クローブは半量の3個にし、
クミン以外を粗挽きにしました。
使い古しで現役引退したペッパーミルを使い、
可能な限り粗挽きにしました。
(上部の止めねじを外して挽いたらいい感じに挽けました)
カルダモンは外皮と中身に分けて、中身のみ挽きました。
どうしてもミルに残ってしまったクローブはハサミで小さく切りました。
この段階で、鮮烈なスパイスの香りが部屋中に立ち込めて、
帰宅し玄関を開けた息子が「今日はカレー?」と言い当てるほどでした。
スパイスと油を入れたフライパンを点火
スパイスの用意ができたら、いよいよ調理開始です。
フライパンに多めの油を注ぎます。
フライパンの大きさにもよりますが、底を覆うくらいの量です。
結構多めです。
そこに粗挽きにしたスパイスと、クミン、カルダモンの外皮を入れ、点火します。
火は弱火です。
チキンレッグをオイル煮
油の温度が上がったら、皮を下にしてチキンを入れます。
1時間ほど経ったところで裏返します。
トングを使うと扱いやすいですよ♪
(100均のもので十分活躍してくれています。)
焦げることもなく、綺麗な焼き色がついていました^^
そして更に1時間!!
火は変わらず弱火です。
その間に玉ねぎ・ショウガ・ニンニクをみじん切りにします。
(ショウガ・ニンニクはお好みでスライスに)
野菜を入れて更に煮込む
片面1時間ずつ、合計2時間もオイル煮すると、鶏肉も
柔らかくなります。
カルダモンの外皮を取り除き、みじん切りにした玉ねぎ、
ショウガ、ニンニクを加えて30~40分ほど煮込みます。
野菜と油が馴染んで
玉ねぎに火が通ります。
本家は仕上がりに結構油があるのですが、
この段階で、油の量が気になる場合は、スプーンなどで
少し取り除いても良いと思います。
(私はカレースプーン5~6杯取りました)
取り除いた油はスパイスの香りが付いているので、
他の料理にも使えます。
トマトピューレを入れて煮込む
玉ねぎが透き通って炒まったら、トマトピューレを加えます。
無水カレーのイメージが強かったので、トマトピューレに加えて
濃縮されたトマトペーストを使いました。
弱火で煮込みながら
骨から肉を外していきます。
仕上げ
弱火で煮込み、水分が少なくなって煮詰まった所で、
カレーパウダーと塩を加えます。
今回はこちらのカレーパウダーを使いました。
スパイシーというよりは、どちらかというとフルーティーで
甘めの味わいでした。
すぐに食べない場合は、ここで一旦調理をストップします。
そして、食べる直前になったら、ガラムマサラを加えて
弱火で温めます。
シナモンパウダーもここで少々加えました。
味見をして足りないようならば塩を加えて味を整えます。
感想と課題
本家に比べると油控えめですが、それっぽく仕上がりました。
食べてみると、美味しくできてはいるのですが、本家のあの突き抜けるような
スパイス感には及びませんでした。
スパイスの質もあるのかもしれませんが、量は参考レシピどおりで良かった
と思いました。
途中で加えるカレーパウダーでも、全体の味が左右されると思います。
辛いのがお好みの場合は辛めのカレーパウダーを使ったり、仕上げの
ガラムマサラをホットタイプにすると良いでしょう。
調味料が塩のみなのに、何とも味わい深いパキスタンカレー。
気力と時間がある時に是非☆
ライスだけではなく、ナンとの相性も良いですよ^^
おまけ:あまったスパイスで本格チャイ♪
カリーと一緒にチャイもいかがでしょうか☆
カルダモン、クローブ、ブラックペッパー、シナモンを
鍋にかけ、水から沸騰させます。
お好みでショウガを加えても美味しいです。
沸騰したら茶葉を入れて1分ほど煮出します。
紅茶の種類はアッサムがオススメです。
セイロンやウバも合うと思います。
ティーバッグの紅茶でもOKです。
牛乳を加えて更に煮ます。
吹きこぼれに注意しながら、あまり激しく沸騰しないように2~3分。
お好みで砂糖を加えて、濾して出来上がりです。
スパイシーなのがお好きな場合は砂糖の代わりに
ガラムマサラをひとつまみ入れるのもアリです。
牛乳と紅茶の比率や、スパイスの分量はお好みで♪
面倒な場合は、スティックのミルクティを溶くお湯を、
スパイスを煮出したお湯に変えるだけでも雰囲気は出ますよ☆
カラバトカリー・サリサリカレー 店舗情報
「カラバト」とはスパイスを最初に発見した人で、
「サリサリ」はカラバトの奥さんなんだそうです。
「へ~へ~」←古っ
と、普通に信じたのですが、
実はマスターの「妄想での設定」なんですって^^;
カラバト・サリサリともに創設者は同じ方で、
札幌のカラバトが起動に乗ったところで
息子さんにお店を任せ、マスターは横浜で
サリサリをオープンさせたとのことです。
カラバトもサリサリもいかにも「ありそう」で「それっぽい」
のに、実は妄想から出てきた言葉だったとは、驚きでした。
サリサリHP
↑すっごい怪しくて、すっごく楽しいサイトです。通販もあります。
その後…
一回目を作った後、圧力鍋でも何度か試してみました。
圧力鍋だと、野菜をみじん切りにしなくても良いし、時短になるし、
一度に作れる量も増えて楽なのですが、家族(主に夫)からは、
フライパンで作ったのが一番近かったと言われました。
この方法で地道に作ることにします。
どうしても自分で作ってみたかったのですが、皆目見当がつかずに困ってました。
大変参考になりました。ありがとうございました!!
あ 様♪
コメントありがとうございます^^
ご参考にして頂けて光栄です^^
作り方は載せてみたものの、また自分でも作ってみたものの、本家のあのスコーンと抜けるようなスパイスの風味は、やはり本場のスパイスでないと再現できないのかなぁ…と思うのでした^^;
美味しくできますように☆ミ